令和元年度ロコモ予防推進員フォローアップ研修会に参加してきました!
- 2019年12月23日
- カテゴリー:講習会
令和元年度ロコモ予防推進員フォローアップ研修会に参加してきました!
令和元年12月20日(金)、
春日市クローバープラザで開催された上記研修会に整骨院スタッフとともに参加してきました
この研修会は、ロコモ予防の普及活動を積極的におこなうことを目的に、
「福岡県保健医療介護部健康増進課」が主催で、
平成26年度から開催され今回が6回目で、私たちは毎年参加して研修を受けています。
昨年までは午後からでしたが、今年は午前に講義、午後から実技と充実した内容で行われました。
午前の医師の講義では、腰痛に関して最近のトピックスを紹介されました。
その原因について、これまで特異的腰痛15%(椎間板ヘルニアや椎体骨折など病因が特定できる腰痛)と
非特異的腰痛85%(原因を特定しきれない腰痛)の割合だったのが、
丁寧な診察と診断的ブロックから特異的腰痛78%、非特異的腰痛22%に逆転したこと、
急性腰痛で坐骨神経痛を伴わなければ5日以上の安静は回復を遅らせること
(無理のない範囲で動いた方が良い)、
3か月以上持続する慢性腰痛に関しては運動療法が有効であること、
腰が曲がった高齢者では脊柱可動域を広げて腰背筋運動をすること、など教えていただきました
午後からはアリーナに会場を移し、立ち上がりテストや2ステップテストなど
ロコチェックの復習、予防のためのスクワットや片足立ちなど運動の再確認や、
サイドスクワットやスロージョギングなどロコトレプラスとなるような運動が紹介され、
実際に体験をおこないました
<立ち上がりテスト>
<ロコモ予防のストレッチ>
介護保険が導入されて約20年、「ロコモティブシンドローム」が提唱されてから約12年になりますが、
認知度はまだまだ低く、福岡県は残念ながら全国平均以下で42%だそうです。
要支援・要介護の要因の第一位は「認知症」「脳血管疾患」「高齢による衰弱」ではなく、
転倒による骨折、腰部脊柱管狭窄症、股や膝の関節疾患など
「ロコモティブシンドロームすなわち運動器の障害」です。
当院は、介護保険の開始直後から整骨院の施術に運動療法を積極的に取り入れております。
今後も引き続き普及に努めてまいります。
曲渕整骨院 曲渕 靖洋